No.011 メダカの飼い方

動物エピソードペットコラム

♪ カエルの歌が聞こえてくるよ、ゲ、ゲ、ゲ、♪〜
ハイ!次のグループ
♪ カエルの歌が聞こえてくるよ ♪〜

なんて輪唱楽しかったなー。

以前住んでいた家の裏手に池があり、ある夜突然大合唱が始まった。始めは何事が起きたのか判らずびっくりしたが、正体がカエルとわかってほっとした。両生類の大家、上野動物園の山本洋輔先生に伺ったら、ニホンアマガエルは、クワッ・クワッ・クワッ・・・で、トウキョダルマガエルはンゲゲゲゲ、ンゲゲゲゲ・・・と鳴くそうだ。ウ〜ン あのときのカエルはどっちだったんだろう。
また、歌詞は、「やがて手が出る、足が出る」だが、実際先に外に出ているのは後足だけ、前足はえらぶたの皮膚の下に隠れて見えないそうだ。事実は面白いね。
ところで、カエルたちは今や受難の年だ。新聞でもたびたび取り上げられているが、カエルツボカビ病が流行して、世界各地で野生のカエルが大きな打撃を受けている。日本国内で野生のカエルはまだ発生していないらしいが、もし感染したら絶滅の危機になるらしい。新たにカエルやオタマジャクシはツボカビ病の安全宣言が出るまで飼わないことだ。

けっこうほしい人はいるけど、水槽の準備はない人が多い。

夏が近づくと毎年「メダカあげます」の張り紙が病院の入り口に張られる。
そこで、簡単なメダカの飼い方を説明しよう。

  1. 水槽の準備をする
    室内で飼うときはきれいな水槽で楽しめば良いが、我が家では、庭の片隅におおきな水ガメを置いてメダカや金魚を飼っている。     

    循環ポンプがなくても、こんな簡単な方法で飼える。これに水を入れ数日放置してからメダカを入れる。

    水ガメには、赤玉土を日光消毒した後で底に5〜10cm敷き、次に水草や石、貝なども洗って適当に入れてから水道水を入れ、一昼夜以上放置してからメダカを入れる。この方法の利点は、水を換えなくとも、蒸発し不足した分、水道水を一日汲み置きして足してあげれば済むことだ。夏は日陰が良いのは生き物共通のことだ。当たり前だがメダカをもらうときは、数日前から水槽の準備をしておくことが肝要だ。


  2. 動物を飼うときは餌で苦労するものだが、メダカの餌はお店でも売っている。大きな水槽で藻が付着し水草があれば、微生物が繁殖するのでメダカが小さいうちは餌をやらなくても大丈夫だ。1cm以下の稚魚は親に食べられるから同居させない。今の時期なら朝夕2回、または一日3回残餌が出ない程度をあげても良い。
  3. 水草を上手に使う

    我が家の水ガメにいるメダカ。

    水草は水の浄化、産卵場所、メダカの餌などにもなる。ホテイアオイは日陰にもなる。マツモ、金魚藻なども入れればメダカもきっと元気に育つと思う。
    今回、簡単にメダカの飼い方を書いたが、違う種類の魚や珍しい熱帯魚などでは水の管理をはじめ、全ての面で細かい注意が必要だ。

そうそう、もし飼っているカエルが死んだら、保健所や獣医師さんにどうすれば良いか聞いた方がいいよ。みんなで協力してカエルを絶滅から守ろうよ。

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