No.003 贅沢が好きな男

トピックペットコラム

私は贅沢が好きだ。
旅行するときは常に個室。いびきがうるさいだろうって。
あたり!
長い距離歩くのは嫌いだ。年寄りで体力不足なんだろう。
あたり!
不潔は嫌い。水洗トイレがいいなー。誰でもそうです、ってか。
案内を引き受けたOさんは、こんなわがままをすべて快諾。嬉しい。

背後に見えるのが竹で作った私たちの住まい

まだ行き先を言っていなかったけど、実は昨年2月にミャンマーに材木を引っ張るゾウを見に行った。11月から2月は乾季で雨が降らない上気温も低く、ミャンマーを見学するにはちょうど良い時期だ。タイのバンコック経由でミャンマーに入り、車でゾウの活躍する山に向かう。

ゾウタクシーだけどね。 やっぱり。

朝食は豪華な果物

山の中のホテルに到着。そこには床、壁、屋根、全て青い竹で作った8畳くらいの山小屋。
川口さん用の個室もありますよ。真新しい畳一畳半ほどの個室。これでは個室でもいびきはつつぬけ・・・。

トイレは20mくらい行ったところに用意しておきました。
案内されて行くと、竹で作った真新しい小屋内に浅い穴が掘ってあり、中に二つに割った長い竹が一本おいてあります。横にはバケツに水がいっぱい張ってあ る。用が済んだらバケツの水を流せば割った竹が樋の役目を果たし、沢まで流れていくっていうこと。

ウーンやっぱりこれは水洗トイレだ。
こんな贅沢をさせてもらって幸せだなー。
(断っておくがミャンマーの都会は、立派な建築が建っている。山の中の竹の家は材木を運搬するための簡易住宅と考えればよい)

ところで、人間は、空気中の酸素を吸って、血液中のヘモグロビンにのせ体内に配給し、その代わり不要になった二酸化炭素を引き取ってくる、いわゆるガス交換をしている。この原理は、動物たちはみな同じだ。
北米に住み大きなリスくらいのプレイリードッグは、地下に穴を掘り、穴同士が通路でつながった巨大な町を作る ことで有名だ。かつては100万頭が住む地下の都市が存在したといわれる。穴の入り口は盛り上がっていて、風が吹くと盛り上がったところは空気圧が下が り、穴の中の二酸化炭素を吸いだすことで穴の中の空気を調節している。なんと簡単で合理的な方法だろう。

竹で作った家は通風にすぐれ二酸化炭素が充満することはないが、コンピューターで設計し、材木を刻み、組み立てる方法で作った家は、隙間のないいわば密閉状態だ。そこで問題は、プレイリードッグが行っている換気方法を、人間はどのように対応しているか知りたいでしょう。
それはですね、ムムム・・・。おっと、これはヘーベルハウスの方のほうが詳しいかも。

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