ウサギ年に因んで

話題一般

2023年、明けましておめでとうございます。

今年の干支は兎ということで、久しぶりにウサギについてお話ししようかと思います。

ウサギはウサギ目の動物で、地中海沿岸が原産地ですが、現在は世界中に広く分布しています。日本ではニホンノウサギが固有種として本州・四国・九州に生息しています。

野生のニホンノウサギの大きさは50㎝前後、体重は2.5㎏前後です。背中の毛は茶褐色、おなかの毛は白色ですが、冬になると積雪地帯の一部の個体は白色になります。雪の中の白兎という可愛いらしい景色を知っている方も多いのではないでしょうか。

実際は夜行性で警戒心が強い生き物で、出会えても脱兎のごとく逃げられてしまい、じっくり見るのは難しいかもしれません。ウサギの後ろ脚は実に力強く、その最高速度は時速80㎞にも到達するといわれています。

ウサギはながく人々に利用され、その歴史は2000年ほどになります。古くから人はウサギを食用として利用してきましたが、今ではペット用や医学の実験用として飼育されることがほとんどです。ウサギの飼育が進むにつれて様々な品種改良がおこなわれ、現在その品種は約50種とも150種ともいわれています。

カイウサギのなかでも有名な品種をいくつかあげますが、例えばロップイヤーはオランダで生まれた長いたれ耳が特徴のウサギで、非常に人気が高くロップイヤーをもとにして派生した品種もあるほどです。

アンゴラはトルコのアンゴラが原産の品種で、毛をとるために改良されてきました。これよりとても長い毛で全身が覆われています。

ネザーランドドワーフはドワーフ種という小型のウサギに分類される、人気のウサギです。オランダ・ベルギーが原産で、イギリスで改良された品種とアナウサギの交配により誕生したといわれています。

ウサギの飼い方については詳しいことはここでは解説しませんが、一点だけ述べておくと、ウサギは寂しくて死んでしまうということはありません。それでも飼育するときは適切に環境を管理してあげましょう。特に複数で飼うと、もともと食用だった動物なこともあり簡単に繁殖するのでご注意ください。

それでは、皆様にとって今年がウサギのように大きくジャンプできる年になることを心より願っております。

金井琴海(エレファント・トーク 川口幸男 代表の孫・医学生)

タイトルとURLをコピーしました