新年 明けましておめでとうございます

話題一般

※これは野生種で、耳が小さくて目が黒いアナウサギ。ペットで見られる体が白く目の赤いのはメラニン色素がなくなり白くなったもので、赤い目は血管が赤く見えるのです。

冬寒さが厳しくなり、満天の空に輝く星座の中に、ぽっかりと大きな満月が浮かんで見えました。
昔話に、『月でウサギがお餅をついています』と言いますよね。みなさんウサギの姿が見えましたか。もしも由来を知りたければ、NHKラジオの「夏休み子ども科学電話相談」でご一緒するプラネタリウム解説員の永田美絵先生に質問してみてください。

冬の星座の中では、冬の大3角形が有名ですが、それはシリウス、プロキオン、ペテルギウスと3つの星を三角に結んだものです。四季で星座の特徴がありますが、冬の星座の中で良く見えるのは、おおいぬ座のシリウスで、その上には、こいぬ座のプロキオン、勇ましい狩人オリオンの中で1等星はペテルギウスとリゲルで、もちろん1等星が良く見えるので冬の大3角形ができあがるそうです。(注1)

私は2007年より、旭化成のホームページに動物のお話を載せています。2009年からは『おもしろ動物大百科』の表題で、カモノハシ目から始まり有袋目~ヒヨケザル目と進み、現在は霊長目に進んでおります。動物に興味のある方は、以下のホームページをごらん下さい。

おもしろ哺乳動物大百科
(毎年新春は干支の動物を番外で取り上げています。今年はウサギです。)

※耳の血管が透けて見えるでしょう。

写真家の大高成元氏のすばらしい写真で、良くお判りと思いますが、ウサギは耳に血管がたくさん走行しており、走って逃げるときも耳を立てて、風を耳に当てることによって、空冷式に血液の温度を冷却しています。
野生のウサギの種類は60~70種類もいて、本来生息していなかった世界各地に移入した結果、早熟で多産なことから世界各地で増殖が著しく、とりわけオーストラリアはその数億とも言われるほどです。

今年は、皆様もウサギのように家から飛び出して、各地の自然や風習などを見て楽しんでください。

みなさまが幸多き年となりますように、お祈りしています。

(注1)永田美絵/八坂康麿著 (2010) 星と宇宙のふしぎ109 偕成社

タイトルとURLをコピーしました